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令和2-3年度「文化庁文化交流使」指名書交付式

文化庁文化経済・国際課

 日本のトップレベルの芸術家、文化人等を海外へ派遣する「文化庁文化交流使事業」。令和2-3年度は、新たに六名を指名し、指名書交付式を開催しました。

 文化庁は、令和2-3年度「文化庁文化交流使」として、新たに六名の指名を決定し、令和二年十月二十九日、霞山会館にて指名書交付式を行いました。

 「文化庁文化交流使事業」は、芸術家、文化人等、文化に携わる人々を「文化交流使」に指名し、世界の人々の日本文化への理解の深化並びに日本と海外の文化人とのネットワークづくりにつながる活動を展開することを目的としています。

 平成15年度の創設より、本年度で十八年目を迎え、令和元年度までに、伝統音楽や舞台芸術、生活文化やポップカルチャーといった多様な分野で活躍する芸術家、文化人等延べ百四十三名と二十六団体を、八十八か国へ派遣しました。

 文化交流使の具体的な活動は、一定期間海外に滞在の上で、日本の文化に関する講演、講義、ワークショップや実演、また、現地の芸術家・文化人等との共同制作などを行うというものです。

 本年度中は、新型コロナウイルスの感染拡大により、海外での活動が十分に行える状況にないことから、今般指名された文化交流使の活動期間は、令和三年度までとなっています。現地での活動は来年度以降になる見通しですが、今年度中もオンラインを活用した日本文化発信を積極的に行っていきます。

 指名書交付式には、対面及びオンラインで参加した文化交流使のほか、外務省、国際交流基金等から約二十名が出席しました。
 指名書を交付した宮田亮平文化庁長官は、「コロナが収束した際には、日本の文化芸術の力を世界に示すチャンスを再び迎えられるはず。海外での活動再開に向けて準備を進めていただきたい。」と、激励の言葉を贈りました。

 今回新たに指名された文化交流使は次ページのとおりです。文化交流使の紹介や活動は、公式ホームページとFacebookでも随時発信しております。是非、御覧ください。

【ホームページ】
http://culturalenvoy.jp/
【Facebook】
http://www.facebook.com/JapanCulturalEnvoyForum


太田 宗達

公益財団法人有斐斎弘道館代表理事、有職菓子御調進所老松主人、茶人、工学博士

予定活動地域:欧州、アジア

予定活動期間:約2か月

予定する主な活動内容:茶、和菓子、歌、京文化、比較文化等、幅広い分野で講演、実演、展示を行ってきた経験を活かし、各地のニーズを踏まえ、交流活動を行う。茶会を開催するほか、現地研究者と共同で文化イベントを実施。日本文化への理解を深め、海外の文化人とのネットワークを形成する。


落合 陽一

メディアアーティスト

予定活動地域:アジア、北米、中南米、大洋州

予定活動期間:通算約1か月

予定する主な活動内容:世界各国の文化施設やギャラリーでアート展覧会を開催予定。また、カンファレンスやフェスティバルへの視察・出展を行い、アート関係者とのネットワーク構築と日本のメディアアートの発信を行う。オンラインによる講演・ワークショップの実施、作品展示等を検討中。


北村 明子

振付家・ダンサー、信州大学人文学部 准教授

予定活動地域:欧州、アジア、中東、中南米、大洋州

予定活動期間:通算約1~2か月

予定する主な活動内容:舞踊表現活動について、講習会、コラボレーション、情報交換・交流などを教育機関、文化施設、アーティストら等を対象に行う。講習会では、実技中心のダンスワークショップ、レクチャーなど現地のニーズに応じて実施する。ワークショップでは独自の創作活動の紹介を踏まえた、現地のダンサー、振付家らの技術向上に繋がる内容を、レクチャーについては、一般の参加者から専門家の方々まで、わかりやすく刺激ある内容とし、日本の舞踊領域の現在や身体表現を中心とする芸術文化の情報発信を行う。


志田 真木

琉球舞踊家、琉球舞踊重踊流二世宗家

予定活動地域:アジア、北米、欧州

予定活動期間:通算約2~3か月

予定する主な活動内容:世界各地における公演の経験を活かし、大学等の教育機関や文化施設において琉球舞踊や琉球文化の魅力発信と普及のためのレクチャー・デモンストレーション、ワークショップを行う。また、琉球舞踊と現地の古典舞踊等とのコラボレーションや公演を検討する。


藤舎 推峰

邦楽笛演奏家

予定活動地域:欧州

予定活動期間:約2か月

予定する主な活動内容:日本の伝統芸能「歌舞伎」に関連する音楽を中心に、篠笛・能管という楽器の役割や特徴を紹介する。実演では笛の独奏によって楽器の音色を深く鑑賞してもらう事を主眼とし、それに併せて「能楽」などの様々な他の芸能との関連を解説する。また、訪問国の現地アーティストとのコラボレーションも行う。


吉川 壽一

SYOINGアーティスト

予定活動地域:アジア、欧州、中東、アフリカ

予定活動期間:約2か月

予定する主な活動内容:日本語学習者や芸術学部の学生を対象として、様々なアーティストや企業とのコラボレーションにおいての観点や考えについて講演や「書」についての意見交換を行う。同時に、ワークショップを行い、参加者自らが体験のできる機会を多く設ける。また、工芸品とSYOINGのコラボレーションや、書道の文化を持つ国においては、現地の書道家とコラボレーションした共同制作を検討する。SYOING…書のパフォーマンス

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