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令和元年度全国いじめ問題子供サミット

文部科学省初等中等教育局児童生徒課

令和2年1月25日(土)、文部科学省講堂にて、全国各地から146名の小・中学生が集い、萩生田文部科学大臣出席のもと、タレントの高橋みなみさんをゲストに迎え、今回で6回目となる「全国いじめ問題子供サミット」を開催しました。

はじめに
1月25日(土)、全国各地から146名の小・中学生が集い、「私たちが考える『令和の時代のいじめ対策』」をテーマとして、文部科学省講堂にて、「令和元年度全国いじめ問題子供サミット」を開催しました。
いじめは、どの子供にも、どの学校でも、起こり得る問題であり、子供たちの中でいじめに関する意識を高め、自らいじめの問題に取り組んでいくことが、いじめの未然防止、早期解決に効果的です。
本サミットは、いじめ問題に主体的、積極的に取り組んだ地域や学校の児童生徒が集い、交流することを通じて、このような活動の中心となるリーダーを育成するとともに、全国各地で創意工夫を凝らした多様な取組の一層の推進につなげることを目的としています。

ポスターセッションについて
午前は、大濱児童生徒課長の挨拶の後、全国各地で実践されたいじめ対策に関するポスターセッションを行い、出席者全体で成果等を共有しました。
具体的には、いじめ傍観者について考えるいじめ防止授業における取組、いじめゼロCM・ショートムービー・キャラクターづくりやいじめスローガンの作成を中心とした取組、寸劇を通していじめについて考える取組等、自ら直面する問題として実感できる工夫が凝らされた様々な取組が全42地域から紹介され、出席者の間で活発な質疑応答が交わされました。

グループ協議について
午後は、本サミットのテーマ「私たちが考える『令和の時代のいじめ対策』」のサブテーマとして設定した、「なぜいじめは起こるのか考えよう。また、いじめが起こらないようにするためにはどうしたらよいのか考えよう。」や「いじめられている仲間のために何ができるか考えよう。」についてグループ協議を行いました。
協議の中では、いじめが起こる原因としては「やってはいけないことを理解していない」「些細ないじりあいやすれ違いがきっかけとなっている」、また、いじめの防止策としては「傍観者がいじめ問題に関わる」「法律などから、いじめの定義を学校全体の共通認識にする」などの意見がありました。また、傍観者にならず、仲間のためにできることとしては「気軽に相談できる居場所をつくり、互いに悩みを共有する」、「正義のちくり(悪いことを先生に言う)を行う」などの意見が出されました。

全体交流について
全体交流に先立ち、萩生田文部科学大臣から「身近な経験から、主体的に考え、問題を解決していく姿勢を大切にしてほしい。」「考え、議論する道徳の中でもいじめについて考え、『何が問題なのか』『自分ならばどうするか』という視点で実際の行動に移してほしい。」「今日学んだ成果を持ち帰って、それぞれの学校や地域でも広めてほしい。」という挨拶がありました。
全体交流では、児童生徒が司会を務め、グループ協議で話し合った内容について発表しました。
全体交流を通して、令和の時代のいじめ対策について議論を交わし、欠かせない対策のポイントとして「いじめの定義を知り、お互いを認め合う」、また、新たな対策のアイディアとして「相談場所を作る」という内容を本サミットのまとめとして確認しました。
その後、サミットの特別ゲストとして参加した、タレントの高橋みなみさんから全体交流を踏まえた講評があり、「クラスの中でお互いをよく知ることが、いじめを減らすことにつながるのではないか。」という感想を全体に投げかけていただきました。
最後に、NHKいじめを考えるキャンペーンソング「あの空」を出席者全員で合唱し、いじめ問題へ一丸となって取り組むことを確認し合いました。今後、出席した子供たちが、いじめ問題解決のリーダーとして、それぞれの地域に帰り、サミットの成果を全国に広めてくれることを願っています。

おわりに
子供たちが、いじめが起こる原因や防止策、そして仲間のためにできることを考えることは、心の通う人間関係を構築する能力の素地を養うことにもつながると考えています。
今回のサミットで児童生徒の考えたいじめ対策を、全国の学校でも共有し、これからのいじめ防止対策に積極的に反映していただきたいと思っています。
また、全国の児童生徒が、安心、安全な学校環境の下で心豊かに充実した学校生活が送れるよう、引き続きいじめ問題に取り組んでまいります。
なお、サミットの模様については、YouTube 文部科学省チャンネル「全国いじめ問題子供サミット」にて公開しています。是非御覧ください。
https://youtu.be/XXfhhPIrDT4

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