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文化庁文化交流使~日本の心を世界に伝える~

文化庁文化経済・国際課

文化庁では、文化に関わる方々を一定期間「文化交流使」に指名し、世界の人々の日本文化への理解の深化につながる活動や、外国の文化人とのネットワークの形成・強化に繋がる活動を展開しています。

第17回文化庁文化交流使フォーラム
令和元年12月2日(月)に東京大学 伊藤国際学術研究センターにて、「第17回文化庁文化交流使フォーラム」を開催しました。
今回は、平成30年度に海外での活動を終えた3名の文化交流使による、海外で行った実演やワークショップ等の活動報告が行われました。
フォーラムは、浪曲師の玉川奈々福さんの浪曲「シンデレラ」のオープニングアクトで幕を開け、宮田亮平文化庁長官の開会の挨拶では、日本文学と日本文化研究の第一人者であったドナルド・キーンさんの言葉を引用し、日本の伝統文化や伝統芸能の魅力について「『いいものはつくりにくく、そして鑑賞しにくいが、一度その味を味わったら最高の宝、一生楽しめる』という言葉を残しています。文化交流使の皆さんの活躍によって、海外の多くの方が日本文化を心から味わい、一生の宝と感じたのではないでしょうか。」との話がありました。
文化交流使3名の活動報告では、海外での活躍や苦労などについて発表されたほか、作曲家の笠松泰洋さんによるオーボエやズルナなどの民族楽器による演奏が行われました。
トークセッションでは、3名の文化交流使に宮田文化庁長官、モデレーターのサヘル・ローズさんが加わり、文化交流使として心がけたことや後に続く文化交流使へのアドバイスなどについて意見を交わしました。
最後にエンディングアクトとして米川敏子さんの筝の演奏が行われ、閉会しました。
なお、令和元年度の文化交流使として、6名の文化人・芸術家が活動されました。

〈第17回文化庁文化交流使フォーラム概要〉
1.日程
令和元年12月2日(月)
2.会場
東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
3.出演者 ※敬称略、50音順
【文化交流使】
笠松 泰洋(作曲家)
玉川 奈々福(浪曲師・曲師)
米川 敏子(生田流箏曲・地歌 演奏家)
【モデレーター】
サヘル・ローズ(タレント、女優)
4.公式ホームページ
http://culturalenvoy.jp/

令和元年度 東アジア文化交流使の指名
「東アジア文化交流使」は、2014年の第6回日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日中韓3か国の文化交流を促進するため、日中韓各国が自国の芸術家・文化人等を1~2週間程度派遣し、実演やワークショップ等を通じて自国の文化を広く紹介するために設立された制度です。
文化庁では、外務省及び独立行政法人国際交流基金の協力の下、これまでに多様な分野の中堅・若手の芸術家・文化人等18名1グループを「東アジア文化交流使」として中国、韓国へ派遣し、各人の専門分野に関する活動を行いました。
この度、令和元年度「東アジア文化交流使」として、額田大志氏(作曲家・演出家)と山縣良和氏(デザイナー・エデュケーター)の2名に決定し、11月18日(月)に指名書交付式を行いました。
額田氏には令和2年3月に韓国にて、山縣氏には令和2年2月に中国にて活動いただく予定です。

〈令和元年度東アジア文化交流使〉
【韓国派遣】
額田大志氏(作曲家・演出家)
(プロフィール)
大学在学中の平成24年に、8人組バンド・東京塩麹を結成。音の反復と解体、再構築を主軸とし、バンドでありながら完全に譜面に落とし込まれた独自の音楽性で注目を集める。また平成28年に演劇カンパニー・ヌトミックを結成。「上演とは何か」という問いをベースに、音楽のバックグラウンドを用いた脚本と演出で、パフォーミングアーツの枠組みを拡張していく作品を発表している。演劇分野では『それからの街』で第16回AAF戯曲賞大賞、古典戯曲の演出でこまばアゴラ演出家コンクール2018最優秀演出家賞を受賞。
【中国派遣】
山縣良和氏(デザイナー・エデュケーター)
(プロフィール)
平成19年4月、自身のブランド「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を設立。デザイナーとしての活動の傍ら、ファッション表現の実験と学びの場として「ここのがっこう」を主宰している。これまでに毎日ファッション大賞特別賞受賞、TOKYO FASHION AWARD受賞、インターナショナルコンペティションITS#THREE(イタリア・トリエステ)で3部門を受賞するなど、多数の受賞歴がある。

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