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第11回日中韓文化大臣会合(令和元年8月29日・30日、於:韓国)

文化庁文化経済・国際課

「仁川宣言」を採択し、日中韓三国の文化交流・協力を着実に進め、三国間関係を一層深めていくことで合意。

1 日中韓文化大臣会合とは
日中韓文化大臣会合は、日中韓首脳会談での合意に基づき、平成19年以降、三か国で順番に、これまで10回開催されてきました。今回の第11回会合は、韓国の仁川広域市で開催されました。中国及び韓国との間で、文化協力による相互理解・人的交流の強化を図ることは近年ますます重要になっており、本会合における具体的な協力を通じて、日中韓の文化交流を一層促進することとしています。

2 第11回日中韓文化大臣会合について
令和元年8月29日、30日に、韓国の仁川広域市において開催された第11回日中韓文化大臣会合には、日本から柴山昌彦文部科学大臣(当時)及び宮田亮平文化庁長官が、中国から雒樹剛(ルオ・シュガン)文化・観光部長が、韓国から朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官が参加しました。
29日には、日中、日韓との二国間会合が開催され、大臣会合に向けて、三か国の文化交流、協力を推進する方策や、日中、日韓間の文化交流事業における協力について議論し、二国間の相互理解の基盤となる国民間の交流や文化交流をこれからもしっかり続けていくべきとの点で一致しました。また、同日には日中韓芸術祭も行われ、日本からは、松本源之助社中(江戸の里神楽)、鼓童(太鼓芸能集団)、DAZLLE(ダンスカンパニー)が出演しました。オープニングでは、松本源之助社中が中国、韓国の獅子舞とともに観客と触れあいながら登場し会場を盛り上げ、日本側公演では、鼓童とDAZLLEが共演し太鼓の演奏に合わせたダンスパフォーマンスを披露するなど、日中韓の代表団を含む聴衆を魅了しました。
30日には大臣会合が開催され、柴山大臣はステートメントの中で、三国の国民間の交流機会を創出し、相互理解の促進に貢献してきた、これまでの会合の精神を維持、進展させ、新しい事業展開にも積極的に取り組むことにより、さまざまなレベルで日中韓三国間の文化交流を、一層推進していく旨の決意を表明しました。また、会合では、日中韓三か国の文化交流・協力を着実に進め、三国間関係を一層深めていくための議論を行い、その成果をとりまとめた「仁川宣言」を採択しました。同宣言では、①2020年の東アジア文化都市として、日本は北九州市、中国は揚州(ヤンチョウ)市、韓国は順天(スンチョン)市を選出すること、②東アジア文化都市間の青少年交流等を推進するとともに、ASEAN文化都市や欧州文化首都との交流を推進すること、③東京オリンピック・パラリンピックの機会に日中韓共同文化プログラムを実施し、中国と韓国が共同で参加できる方策を検討すること、④第12回日中韓文化大臣会合は、2020年に日本で開催すること、等が明記されました。
その他、「2020年東アジア文化都市宣布式」では、三か国の2020年の東アジア文化都市に認定証が授与されました。

3 東アジア文化都市について
「東アジア文化都市」は、日中韓文化大臣会合での合意に基づき、日中韓三か国において文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施するもので、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進するとともに、東アジアの多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指しています。

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