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第2回トビタテ!グローバル教師フォーラムを開催

文部科学省総合教育政策局教育改革・国際課

在外教育施設における派遣教師の経験を国内の学校で活用するための課題について考える機会として、第2回トビタテ!グローバル教師フォーラムを開催しました。

文部科学省では、各都道府県教育委員会等からの推薦に基づき、小中学校等の教師を在外教育施設(日本人学校及び補習授業校)に派遣する取組を実施しています。日本人学校等からの帰国教師の派遣経験を国内に積極的に還元・共有し、日本の教育のグローバル化を推進するため、平成30年度から帰国教師間のネットワークを構築する「帰国教師ネットワーク構築事業」を開始しました。この度、同事業の一環で、在外教育施設帰国教師、各都道府県等教育委員会関係者、グローバル教育に関心のある教師等を対象に、在外教育施設における派遣教師の経験を国内の学校で活用するための課題について考える機会として、第2回トビタテ!グローバル教師フォーラムを開催しました。
フォーラムでは、開会に当たり中村文部科学大臣政務官が挨拶を行い、近年の急速なグローバル化の進展に伴い、グローバル社会で活躍できる人材の育成は、我が国の喫緊の課題となっているため、本日のフォーラムが、日本の教育のグローバル化を一層進めていただく契機になればと期待を述べました。
冒頭、元プロサッカー選手で現在スポーツジャーナリストやパーソナルコーチ等として活躍されている中西哲生氏より、幼少期アメリカで過ごした経験や、Jリーガー時代、海外のトップ選手や監督との交流でき大きな影響を受けて今日があると自身について紹介されるとともに、来場者へグローバル人材の育成に係る心構えについて応援メッセージが贈られました。
続いて、帰国教師の代表として、東京学芸大学国際中等教育学校 雨宮真一副校長から、補習授業校での経験を現在の学校での授業、生活指導、教員研修、学習支援等で具体的に活用している事例を紹介してもらうとともに、教育委員会の立場として、浜松市 花井和徳教育長から、浜松市の課題(外国人への日本語指導)への対応として帰国教師の活躍に期待しており、そのための派遣教師のキャリアパスを構築していきたいと発表がありました。
パネルディスカッションでは、パネリストの海外子女教育振興財団 中村雅治理事長から在外教育施設における特色のある取組や今後の派遣教師に期待する役割について、続いて、保護者代表としてフレンズ帰国生母の会 池谷明子氏からは、保護者の立場で派遣教師との関わりや帰国後の教師に期待したいことについて発表がありました。
その後、雨宮副校長と花井教育長もパネリストに加わり、派遣経験は教師の成長にどのようなメリットがあるのか、帰国教師を学校や地域で活かすための課題は何か、グローバル教師としての帰国教師は、どのように活かし活かされるべきかなどについて議論しました。パネリストの経験談や考えを受け、コーディネーターの目白大学 近田専任講師からは「在外教育施設への派遣での予測不能な課題を解決しようとする経験や先進的な教育実践により多様な価値に対する柔軟性等が育まれ、グローバル化に伴う新たな教育上の課題に対して積極的に取り組むことができる教師へと成長していく。このような教師が活かされるには、個々人の目的意識や使命感だけではなく、派遣前・派遣中・派遣後のミッションや帰国後のキャリア形成を明確化することも重要である。モデルとなる事例や考え方、具体的な計画等の情報発信・共有を積極的に進め、より豊かな教育へと発展していくことを望みたい。」とまとめられました。
今後、文部科学省では、在外教育施設の帰国教師間のネットワーク化に取り組み、国際理解教育等の活動を共有するなど教育のグローバル化を推進していきます。

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