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平成30年度大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況調査について

文部科学省高等教育局学生・留学生課
初等中等教育局児童生徒課

文部科学省では、平成31年3月大学等卒業者及び高等学校卒業者の就職状況を調査し、状況を取りまとめましたので、公表しました。なお、大学等(大学、短期大学、高等専門学校及び専修学校)の調査は厚生労働省と共同で行いました。

大学等卒業者の就職状況調査について
〈調査の概要〉
本調査は、大学生等の就職問題に適切に対処するための参考資料を得るために、今春の大学等卒業者で就職を希望する者の就職状況を平成31年4月1日現在で取りまとめたものです。
本調査は、設置者・地域の別等を考慮し、文部科学省及び厚生労働省において抽出した学校について実施しています。
・調査依頼先:112校(国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校(専門課程)20校)。
・調査対象人員:平成31年3月に大学等を卒業する学生 6,250人(大学、短期大学、高等専門学校:5,690人、専修学校(専門課程)560人)
・調査開始年度:平成8年度(平成9年3月卒業者)
・調査時期:年4回(10月、12月、2月、4月)

〈調査結果の概要〉
(全体の概要)
大学生の就職率は、前年同期比0.4ポイント低下の97.6%と、調査開始以降2番目に高く、引き続き高水準となりました。ここ数年の景気の緩やかな回復傾向を受けた、企業の高い採用意欲の下で、学生の就職環境が前年度水準で推移したこと、また、大学等とハローワークとの連携の促進や、キャリア教育の推進が要因であると考えています。
2.就職率(就職希望者に占める就職者の割合)
○学校種別就職率
・大学の就職率は97.6%(前年度同期比0.4ポイント低下)。このうち国公立大学の就職率は、97.3%(同0.7ポイント低下)、私立大学は、97.7%(同0.3ポイント低下)。
・短期大学の就職率は、98.6%(前年同期比0.5ポイント低下)。
・高等専門学校及び専修学校(専門課程)の就職率は、それぞれ99.6%(前年同期比0.4ポイント低下)、96.6%(同1.9ポイント上昇)。
・大学等(大学、短期大学、高等専門学校)を合わせた就職率は97.8%(前年同期比0.4ポイント低下)。専修学校(専門課程)を含めると97.7%(同0.2ポイント低下)。
○男女別就職率
男子大学生の就職率は97.3%(前年同期比0.2ポイント低下)、女子は97.8%(同0.8ポイント低下)。また、国公立大学では、男子96.7%、女子97.8%、私立大学では、男子97.5%、女子97.8%。
○文系・理系別就職率(大学のみ)
文系の就職率は97.4%(前年同期比0.8ポイント低下)、理系の就職率は98.4%(同1.2ポイント上昇)。
○地域別就職率(大学のみ)
関東地区の就職率が最も高く98.1%(前年同期比0.4ポイント低下)。

高等学校卒業者の就職状況調査について
〈調査の概要〉
本調査は、高校生の就職問題に適切に対処するとともに、高等学校における適切な進路指導を推進するための基礎資料を得るために、今春の高等学校卒業者で就職を希望する者の就職状況を平成31年3月末現在で取りまとめたものです。
調査方法は、国立については該当国立大学法人、公立については各都道府県教育委員会、私立については各都道府県知事部局を通じて、悉皆調査で実施しています。
・調査開始年度:昭和51年度(昭和52年3月卒業者)
・調査時期:年3回(10月、12月、3月)

〈調査結果の概要〉
(全体の概要)
今春に卒業した高校生の就職率は、前年同期比0.1ポイント増の98.2%と、過去最高の平成3年3月卒に次ぐ高い数値となりました。厚生労働省業務統計(平成31年3月末現在)によると、高校生の求人数は、前年同期比10.2%増の約47万7000人となっており、ここ数年の景気の緩やかな回復傾向により企業の高い採用意欲が続いていること、また、就職を希望する生徒自身の努力に加え、各学校における勤労観・職業観を養うキャリア教育の取組等をはじめ、教職員がハローワークや雇用主と緊密な連携を図りながら、生徒一人一人に対してきめ細かな支援を行っていることなどが要因として考えられます。
(結果の概要)
1.就職希望者数・就職者数等
○卒業者:1,056,847人
(前年同期1,061,494人)
○就職希望者:187,342人
(前年同期187,715人)
・うち就職者:183,891人
(前年同期184,094人)
・うち未就職者:3,451人
(前年同期3,621人)
2.就職率(就職者の就職希望者に対する割合)
98.2%(前年同期比 0.1ポイント増)
○男女別就職率
男子 98.5%(前年同期比同)
女子 97.6%(前年同期比0.2ポイント増)
○学科別就職率(就職率が高い順)
「工業」 99.5%、「農業」 99.0%、「商業」 98.9%、「水産」 98.8%、「家庭」 98.6%、「看護」 98.4%、「情報」 98.3%、「福祉」 98.2%、「総合学科」 97.5%、「普通」 96.6%
※「その他」の学科は除く。
※「看護」に関する学科は看護師5年一貫課程が主となるため、5年課程5年次の就職率を示している。
○都道府県別就職率
・就職率が高い県:
福井県 99.9%、富山県 99.7%、石川県 99.7%、岩手県 99.7%、三重県 99.6%
・就職率が低い県:
沖縄県 92.9%、大阪府 95.2%、神奈川県 95.4%、東京都 96.1%、千葉県 96.4%
○東日本大震災における被害が甚大な3県の就職率
岩手県 99.7%(前年同期比0.3ポイント増)
宮城県 98.8%(前年同期比同)
福島県 99.6%(前年同期比0.3ポイント増)


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